みなさんこんにちは☺️
今回のブログでは、「歯科でのレントゲン撮影」についてお話します!
歯科医院を受診した際、レントゲン写真の撮影を経験したことがあると思います。
歯科医院で使用しているレントゲンには、
主に「パノラマ」「デンタル」と呼ばれている
2種類のレントゲンが使われています!
○パノラマ
→ 全ての歯を中心に、顎の全体を一度に撮影するものです。一枚の写真で歯の状態や、上下の顎の骨や顎の関節など、全体を大まかに把握することができます。
乳歯や永久歯の数や、親知らずの有無や生え方、
鼻の横にある上顎洞の異常の有無など、お口全体の様々な情報を得ることができるのです!
○デンタル
→ ある特定の部位を、パノラマよりも精密に撮影する時に用いるレントゲン写真です。
お口の中に小さなフィルムを入れ、外側からX線を当てて撮影を行います。
特定の歯の虫歯の有無や、虫歯の大きさの確認、
歯の根っこの周りが悪くなっていないか、折れていないか、根っこの治療のお薬が根の先までしっかりと詰まっているかなどを確認する場合に撮影を行います。
このように、正確な診断や治療を行うために歯科治療ではレントゲンの検査はとても重要なものです。
ですが、レントゲンの体への影響や、妊娠中の場合お腹の中の赤ちゃんへの影響について心配な方も多いのではないのでしょうか?😣💦
歯科など医療用のレントゲン撮影で用いられているX線と呼ばれる放射線は、レントゲン撮影以外でも、日常生活の中で私たちは体に浴びています。
それぞれの放射線の量を比較してみましょう!
【人間が年間で自然界から浴びる放射線被ばく量】
平均約1.5~2.4ミリシーベルト
【飛行機で東京〜ニューヨーク間を往復した場合】
約0.2ミリシーベルト
【胃のX線精密検査】
約0.6ミリシーベルト
【歯科のレントゲン】
パノラマ:約0.03ミリシーベルト/ 1枚
デンタル:約0.01ミリシーベルト/ 1枚
自然界に存在する放射線と比べると、歯科でのレントゲンの放射線量は非常に微量であることがおわかりいただけると思います!😳
その為、歯科のレントゲン撮影での被ばく量は、人体に問題を起こすレベルではないと言えます✨
政府が出している放射線の安全基準値から考えると、
安全基準値を超えるには1年間でおよそ2000枚のデンタルレントゲンを撮影することになり、
1日で換算すると、1日あたりおよそ5~6枚のレントゲン写真を毎日撮り続けることで、ようやく危険水域に達すると考えられています⚠️
歯科治療で一年間にこれだけの枚数のレントゲン写真を毎日撮ることは、まずありえないことです。🙅🏻♀️
また、歯科でのレントゲンの範囲は歯の周りや顎に限定されていることや、レントゲン撮影時に鉛の入った防護エプロンを着用していただいていることから、
お腹の中の赤ちゃんへの影響は限りなく抑えられています😊
この防護エプロンを着て撮影すると、被ばく量は1/10となり、ほとんど問題にならない量になります!
レントゲン撮影でお口の状態を知り、診断を行い、
治療計画を立て、経過を見ていくことはとても大切です🦷✨
歯科医院ではむやみにレントゲン撮影を行っているのではなく、必要な時に必要な種類のレントゲン写真を、必要な回数だけ撮影しています!
治療を行う上で、不安なことや疑問に思うことがあればなんでもご相談してくださいね✨
安心して歯科治療を受けていただけたら
幸いです☺️🍀
〈スタッフより〉