leo-dental-c’s diary

いつまでも美しい白い歯で笑える、しあわせ。 レオ歯科クリニックは、新潟市西区・坂井東地区のみなさまの、 笑顔と健康をお守りしたいと願っています。

漢(おとこ)とは!?

こんにちは。

院長の田澤です。

 

桜が咲き始めて、新潟にも春がやってきました。

今年の元旦に能登半島地震が発生し、当院のある新潟市西区は多くの被害があり、この3ヶ月間は本当に長く感じました。桜の開花と共にようやく長い冬が明けて明るい復興の兆しが見えてきたような気がします。

 

そんな中、6年生になった息子についにこの漫画を紹介する時がきました。

それは、「北斗の拳」です!

今まで「あしたのジョー」「がんばれ元気」「キャプテン翼」「トム・ソーヤの冒険」「機動戦士ガンダム」等、私が刺激を受けた漫画やアニメを見せてきました。

そして、「北斗の拳」はある程度大人になってからと温めていた作品で、そろそろ漢(おとこ)というものを学べる年齢かなと思い原作を渡しました。

 199✕年に核戦争が起こり全ての文明が破壊され、生き残った人間達は食料や水等を略奪し殺し合うという無秩序で暴力が支配する世界が舞台です。主人公のケンシロウは一子相伝の暗殺拳である北斗神拳の伝承者で、生き別れた恋人のユリアを探す旅に出ます。道中、様々な拳法を使う敵や北斗神拳の兄弟子達と出会いそして闘っていくというストーリーです。1983年から週刊少年ジャンプに連載され、当時1999年に人類は滅びるという「ノストラダムスの大予言」を多くの子供達が信じていたこともあり、世紀末の世界観がとてもリアルに感じ大ヒットした漫画です。北斗神拳は人体の経絡秘孔を突いて内部破壊を起こす拳法で、秘孔を突かれた敵は「ひでぶ」「あべし」「たわば」等といった断末魔の叫びや悲鳴を残し肉体が破裂し死んでいくという斬新で刺激的な描写で人気を博しました。ケンシロウの死を告げる際の決め台詞、「お前はもう死んでいる」はとても有名ですよね。

 ケンシロウのモデルは、松田優作さんとブルース・リーだそうです。男が憧れる男の中の漢ですね。ケンシロウ以外の登場人物もとても魅力的で、ラオウ、トキ、レイ、シン、サウザー等、作品中では強敵(とも)と表現しています。

 北斗の拳のテーマは、「愛」です。愛の為に人は強くなれますが、苦しんだり悩んだり憎んだり、そして争ったりもします。愛深きゆえに愛を捨て悪の道を歩んだ強敵も出てきたりと、愛とは何かについて考えさせられます。

 また、北斗の拳を読んで学んだことは、「死に様(引き際)の美学」です。北斗の拳を描いた原哲夫さんも「引き際をきれいにできるのか」が漢として生きるための最大のテーマだとおっしゃっていました。深いですね。

 北斗の拳が始まったのは私が中学生の頃で、当時私はブルース・リーが大好きでリスペクトしていたので、あからさまにブルース・リー似の主人公が出ている漫画はあえて避けていましたので全く見ませんでした。その20年後パチスロで北斗の拳が登場し大ブレイクした時に、私もハマって同時に原作を初めて読んですっかり魅了されてしまいました。

 今は原作を読み終えた息子とTV版北斗の拳のDVDを観るのが楽しみになっています。

TV版の主題歌「愛をとりもどせ!!」は名曲ですよね。歌っているのは、「大都会」が大ヒットしたクリスタルキングです。いつ聴いてもテンションが上がります。

 実は息子の名前の候補に、登場人物の名前が候補に挙がっていました。それは、南斗五車星の「雲のジュウザ」と「山のフドウ」です。雲のように自由に生きるジュウザは北斗の拳では異質で華やかな存在です。動かざること山の如しのフドウという名前は私が特に気に入って第一候補として強く推しましたが、妻や母親の猛反対に合ってしまい断念しました。ちなみに、当院のお子さんの患者さんにケンシロウ君がいます。お父さんの熱い思いがとてもよく分かりますね。

 

 

 最高のエンディングを迎えてこそ、漢なのでしょう!

 

                         < 院長 >